日本語の擬音語・擬態語(オノマトペ)について

 雨なら「しとしと」「ざーざー」、風なら「そよそよ」「びゅーびゅー」、鈴なら「りんりん」、犬は「わんわん」、へびは「にょろにょろ」、「つるり」とすべって「すってんころりん」など、日本語には擬音語・擬態語とよばれるこうした言葉がいっぱいあります。それはものの意味から生まれたのではなく、日本人が耳から聞いた音や、目で見て感じた様子をそのまま表した言葉です。
 きれいで、メロディアスで、なんとなくおかしくて、あわれでもあるこれらの言葉は、私には日本人がつくり、日本人が育てた、日本語の詩のように思えるのです。
 この本のなかのミッチーは言葉をしゃべりません。通りすぎるだけで風や星や鳥が歌いだすオノマトペの絵の風景のなかで、あなたに語りかけます。
 私は日本語の詩──オノマトペが意味と無意味、文字と音のあいだをゆれ動きながら時代とともに生きつづけ、また母語を日本語としない外国人にも親しまれ、人と人をつなぐかけ橋になってくれることを心から願っています。

この本の遊び方・楽しみ方・学び方・使い方いろいろ……

・絵を見るだけでなく、絵に聞き耳をたててください。見たり聞いたりして、あなたのお話を つくってください。
・また、このオノマトペの世界をポチの目から見て、「ポチの日記」「ぼくはポチ」なんていう お話にしてみたら、おもしろいと思います。
・幼児や言葉の不自由な子どもたちと仲よしになりたかったら、その子が好きそうなオノマト ペを声にだして、身ぶり手まね、体全体で遊んでみてください。
・日本語の文を声にだして読んでみてください。英語にもチャレンジしてみると、この本の思 いがけない楽しみがみつかると思います。
・この本は“絵つき和英擬音語・擬態語辞典”として応用できます。日本語と英語のあいだを行き来しているうちに、いつのまにかあなたの文章力に磨きがかかることでしょう。
 あれっ、結局、この本の自分勝手流の楽しみ方を紹介することになってしまった!? いろいろ書きましたが、とにかくあなたの自分勝手流で楽しんでみてください。そして、おもしろい遊び方、使い方がみつかったら教えてください。お待ちしています。

2006年 9月
はせ みつこ
<あとがきより>


『ミッチーのことばあそび ひらひらきらり 擬音語・擬態語 1・2・3 』
さく はせみつこ/え 中畝治子

AB版 ISBN4-902385-33-3
冨山房インターナショナル
定価2,100

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* ミッチーの世界いろいろ

* 祥太くんへ (はせ みつこ)

* 中畝 治子より ご挨拶